この国を憂う②裁判所の弱さ

アメリカは、裁判所が大統領令を平気で差し止めるなど、裁判所が強いと思う。

法律と良心に従って裁判ができている。もちろん、そのアメリカの裁判所にも色々あることは承知しているが、日本に比べれば遥かに強い。


一方の日本の裁判所は、本当に弱小である。三権分立が聞いて呆れる弱さである。投票価値平等訴訟では、違憲状態だなんだといっておきながら、一回も選挙無効にしたことがない。法令違憲は現行憲法下においてたったの10件のみ。国賠は意味不明なくらいハードルの高い違法性を要求する。安保法政違憲訴訟は現時点で棄却以外の結論が出ていない。そしてご存知、99.9と言われる異常なまでの有罪率である。


とにもかくにも行政に弱い。もちろん、気概のある裁判官は少なからずいる。しかし、そうでない、いわゆるヒラメ裁判官が圧倒的に多数である。


我が国の行政、政権与党のやりたい放題をもたらしているのは、野党が弱すぎる上に、番人が番人として機能していないからであろう。だから、数の論理を平気で押し通せるのだ、と思う。

(つづく)