この国を憂う④改善策?

裁判所が弱いという話を続けてきた。その原因はもはや日本の歴史的背景にあるのではないかという話をした。


ではどうすれば良いのか。どうしようもないのだろうか。


おそらく、国民の意識を変えることが最も重要だろう。裁判所が法と理論、良心に基づいて国が混乱しそうな判決を下しても、法に基づいて裁判所がそう言うんだから仕方ない、という土壌を作るのが最も効果的だろう。裁判官は優秀だ。彼らもまた憲法を学んできた。官庁としての裁判所の、組織の力学に汚染されなければ、きっと法と理論と良心に従ったまっすぐな判決が多発するだろう。特に、今日の自民党のやりたい放題の状況下ならば。


だが、それはこのままだと実現するには遠い年月がかかる。


どうすれば良いか?

起爆剤となるのは、法曹一元である。


判事補システムを消滅させ、ブラックボックス最高裁事務総局も解体する。

判事も検事も、まずは全員弁護士になるべきだ。依頼人として、人と向き合ってもらう。書類や代理人を通してではない、生の声に、たくさん触れる。刑事ならば、身体拘束の過酷さと不合理さも体験できるだろう。

そうすれば、組織の力学に染まらずに、判事として(検事も)、法律と事件に向き合うことができるはずだ。


しかし、である。

(つづく)